おはよーございまーす。ということで清々しい朝。
今日もまた大学生気分でキャンパス通い。材料工学系の講義だから、ボクにとっては新鮮だ。何しろボクは土木建築系だったから。でも、構造物を設計して維持管理していくなら、材料も大切なファクタになる。
土木建築系だったボクは、構造力学的な、あるいは機械的な材料特製というのはよく理解している。コンクリートや金属がどのくらいの強度を持っているかとか、引っ張ったらどういう挙動を示すのかとか、鉄筋コンクリートならどうかとか、まあ、そういう特性だ。こういうのは外力を加えて挙動を観察して、ああ、そうなるね、と見て納得する感じのものだ。あるいは材料が劣化して事故が起きたりしたのを写真で見ながら、そのメカニズムと対策を検討したり。
でも、今回の講義は化学的だ。原子レベルで何が起きているのかを考える。たとえば、金属特有の光沢。メタリックなあのキラキラのメカニズムなんかを考えるわけ。電子が自由に原子核の回りを動いているから、光があちこちに反射してああいう風な光り方をするのだとか。あるいは金属には延性がありますってよくいうけど、その延性ってどういうことなのか。塑性変形ってどういうことなのか。実は金属結合しているはずの原子が一原子間分だけ移動してまた結合しているのだそうだ。だから金属は延びるし、変形が戻らなくなる。電子顕微鏡で見たときのその挙動をVTRで見せてもらったりもした。
非常に勉強になる。大学っていいなあ。また、昔みたいに賢者になりたいとか、そんなバカな野望に火がつきそうで、困ってしまうなあ。大学って楽しいなあ。うひひ。
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