今の子供はある意味では幸せだと思う。ボクが小学校の時代には、ケータイなんてなかったから、同窓会とか、そういうタイミングじゃないと、なかなか同窓と会えない。そういうイベントをうっかり逃してしまうと、もう、ほとんど疎遠というか。まあ、ね。地元でご近所付き合いしているような距離だったら、まだ、会うこともあるんだろうけど。都会でみんなバラバラに生きているような社会じゃ、やっぱり、同窓って会わない。
たまたまmixiで小学校の同窓の一部が盛り上がったらしい。母親同士の関係があったので、ボクのところにも連絡が来て。それで今日、久々に同窓に会う。
よくオフ会とかやるじゃない? ボクもシンガ・ソング・ライタのいるま嬢やマテリアルピアノのあや姉とオフ会をしたし、エジプト大好き岡沢さんとも博物館巡りをしたことがある。何だろう。そのときの緊張感に似ている。否、むしろそれ以上だ。
オフ会の場合、むしろオンライン上ではよく会っているわけだから、勝手も分かるし、掲示板を通じて、何となくイメージもある。だけど、小学校のときの同窓だと、もう、十何年もあっていないわけで。勝手も分からないし、イメージも分からない。小学校のときのイメージのままで止まっている。今、何をやっているんだろうとか、どんなことを考えて生きているんだろうとか、どんな環境にいるんだろうとか、まるで想像がつかない。
横浜駅西口、モアーズ前集合。ドキドキしながら待っていて、そして会った瞬間に、分かった。ああ、変わってないな、と思った。性格も、趣味も、何も変わらない面子がそこにいて、何だか不思議で、可笑しかった。
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