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ケータイでblogって打ったら「きぬふた」って変換された。うーん。「ようつべ」よりも格好いいかもしれない。

日々の雑記(きぬふた版)

   
カテゴリー「日常の徒然」の記事一覧

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ココロのアンテナ

何かひとつのことに興味を持つと、それに類するいろんなものに好奇心が向かっていく。もっと知りたい。もっと理解したい。……それが一番、幸せなスタイルだと思う。

金属の腐食、要するに「錆びる 」という現象を研究している今日の先生は、いつも金属(通常は「鉄」だけど)が腐食するメカニズムと、金属を腐食させない対策を検討しているんだろうけど、「鉄」について、ちょっと詳しい。製鉄技術はヒッタイトが発明したわけだけど、どうやらヒッタイトの歴史や生活様式もよく知っているらしい。ヒッタイト人がつくったビールがどんな味かを説明していた。製鉄を始めた彼らがどんな酒を飲んだのか……。先生の興味は、そんな風に広がっていくのだろう。

日本のタタラ製鉄や、その製鉄技術を巡って行われたであろう大和朝廷と技術者集団の抗争にも、先生の食指は動くようだ。

お釈迦さまが「錆び」について言及していれば、その情報も、先生のアンテナはしっかりとキャッチしている。『ダンマ・パダ(法句経)』から。

錆は鉄より出で、鉄を食むように、煩悩は心より出で、心を食む。

先生はこの表現を読んで、お釈迦さまの観察眼に感心したという。

金属が錆びると、その錆び瘤のできた金属部分には酸素が供給されにくくなる。通気性がいいところと悪いところができるわけだ。通気差電池のメガニズムで、金属表面の通気性のいいところから悪いところへと電気が流れる。こうして、錆びたところの周辺が錆びていく。まさに鉄から生じた錆が、今度は鉄を食べていくというわけ。お釈迦さまは通気差電池の原理なんて知らなかっただろうけれど、でも、観察からこの現象を把握していたのだ。

……まあ、そんなわけで、さ。あることに興味を持って突き詰めていくと、好奇心はいろんなところに拡散していくんだけど、こういう好奇心の使い方、アンテナの張り方っていうのは、理想的だよねって、まあ、そんなお話。
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いっちょ、試しにやってみる

久々に雨が降った。これで一気に9月らしい気候になるのかなあ。涼しくなるのは素敵だけど、台風はテンションが下がるよなあ。

今日も朝から大学へ。科学実験をやったので、少しだけ帰りが遅くなった。何だか、キャンパス・ライフってのんびりしている。実験なんかやっていると、確かに時間はあっという間に過ぎてしまうんだけど、でも、先生も学生も、ストレス・フリーな感じで、楽しそうだ。何よりも、トライアル&エラー的な発想と、それができるという環境が素晴らしい。ビジネスじゃ、そうそう失敗できないし、自由に試せない。うまく行くかわからないけど、まあ、試しにやってみようかー。そんな環境が、大学の強みだなあ。久々に大学を訪れて、今、そんなことを感じている。

原子レベルのお話

おはよーございまーす。ということで清々しい朝。

今日もまた大学生気分でキャンパス通い。材料工学系の講義だから、ボクにとっては新鮮だ。何しろボクは土木建築系だったから。でも、構造物を設計して維持管理していくなら、材料も大切なファクタになる。

土木建築系だったボクは、構造力学的な、あるいは機械的な材料特製というのはよく理解している。コンクリートや金属がどのくらいの強度を持っているかとか、引っ張ったらどういう挙動を示すのかとか、鉄筋コンクリートならどうかとか、まあ、そういう特性だ。こういうのは外力を加えて挙動を観察して、ああ、そうなるね、と見て納得する感じのものだ。あるいは材料が劣化して事故が起きたりしたのを写真で見ながら、そのメカニズムと対策を検討したり。

でも、今回の講義は化学的だ。原子レベルで何が起きているのかを考える。たとえば、金属特有の光沢。メタリックなあのキラキラのメカニズムなんかを考えるわけ。電子が自由に原子核の回りを動いているから、光があちこちに反射してああいう風な光り方をするのだとか。あるいは金属には延性がありますってよくいうけど、その延性ってどういうことなのか。塑性変形ってどういうことなのか。実は金属結合しているはずの原子が一原子間分だけ移動してまた結合しているのだそうだ。だから金属は延びるし、変形が戻らなくなる。電子顕微鏡で見たときのその挙動をVTRで見せてもらったりもした。

非常に勉強になる。大学っていいなあ。また、昔みたいに賢者になりたいとか、そんなバカな野望に火がつきそうで、困ってしまうなあ。大学って楽しいなあ。うひひ。

大学生万歳!

今日から一週間、ボクは大学生に戻る。キャンパスに通って、講義を聴いて、科学実験をやって……。いいなあ。懐かしいなあ。楽しいよなあ。社会人になっても、こうやって大学に通えるんだから、幸せなことだと思う。

原生林を行く

白駒の池の原生林

白駒池を散策。原生林が広がっていて、何だか妖怪アンテナがびんびんだった。こういう雰囲気の中にいると、妖怪を思いつきそうだなあ。だって、鬱蒼としていて、暗くって、涼しくって、振り返れば妖怪がいそうだ。いてもおかしくないと思ってしまう。明るい街中じゃ、妖怪なんてナンセンスなんだけどさ。

マイナスイオンたっぷりで、久々に気分爽快になれた。たまにはこうして運動することも大切だなあ。

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