結局、ロシア語の勉強は間に合わなかったなあ。
今、我が社にはロシア語圏の国々から海外研修生が来ていて、今日はボクが講義を行う担当だった。施設整備計画の基本的な考え方なんかを講義した。
本当は、ね。ロシア語で挨拶と自己紹介ぐらいしようかなあと思って、1か月前くらいからロシア語の入門書を購入して勉強していたんだけど。なかなか忙しさにかまけて。独学で喋れるようになるまでにはならなかった。残念。
元々、社会主義国家だし、国による統制という意識が強い。日本とは文化も価値観も違うから、なかなか日本じゃ当たり前の「サービス」の基本的な概念が伝わらない。
「明確な整備基準や整備水準を国が決めなければ、利益を求める企業が低水準のサービスで高利益を得るシステムができるのではないか」という趣旨の質問が相次ぐ。日本じゃ、サービスを利用してもらえばもらうほど利益が増えるシステムを構築している。競争社会の中で、サービス水準を高めようとする方向にインセンティヴが働く。だから必然的に整備水準は高くなっていく。この辺の認識とか価値観が違うから、なかなか難しいなあと思った。
でも、まあ、それなりに実のある研修にできたんじゃないかなあ。「Спасибо(スパスィーバ)」って言われたし。
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